連休も後半戦、または、

 これから4連休という人も。

 

せっかくの休みなのに、

 何処へも行かず、

 

 溜まっていたTVの録画を観たり、

  ゲームや漫画、映画三昧って言う人も、

   多かったかと・・。

 

世界的に、コロナ感染が拡大した2020年以降、

 イベントの中止や、外出自粛などで、

  家に引きこもっている時間が増え、

   

 楽器演奏、絵画・工作といった、

  インドアの趣味や、習い事を始めた人も多い中、

   プラモデルの人気も広まっているそうです。

 

 

こう言う、ちょっとした隙を持て余した時、

 じっくりとプラモデルを組み立てるのも、

  日常を忘れて、集中できる贅沢な時間。

 

昭和の頃は、どこの町にも、

 駄菓子屋さんとかにも、

  プラモデルは置いてありました。

 

最近、少なくなりましたね。

 

 

 

 

 

世代を超えて、時間を忘れて集中できる、

 新しい趣味として再燃し、

 

プラモデルの生産、出荷の量も、

 この数年間で、右肩上がりで上昇し、

  国内同様、海外でも、

   プラモデルの人気は高まっているようです。

 

 

また、日本製のプラモデルは、

 世界的にも精巧で、質が良く、

 

 

 接着剤不要、着色済みの、

  初心者にも優しい優れもの!。

 

 

特に眼を見張るのが、

 パッケージに描かれた、

  完成品のイラストの美しさ!。

 

 

「箱絵」とか、「ボックスアート」

 と呼ばれるそうで、

 

 立ち上る黒煙と、今にも動き出しそうな、

  どっしりとした存在感を放つ戦車や、

   勇壮に翼を広げて飛ぶ戦闘機!、

 

 

 逆巻く波を立て進む、

  黒金の城 戦艦大和!。

 

子供の頃、この箱絵を見て、

 ワクワクしながら品定めしてました!。

 

さて、そのプラモデルの、

 ボックスアートなどを数多く手がけ、

  第一人者で知られる画家の、

   高荷義之さん(84歳)。

 

少年雑誌の挿絵や、表紙の絵、

 アニメのキャラクター、

  メカニック画などでも有名な人。

 

画家の小松崎茂氏に、弟子入りし、

 少年雑誌に架空戦記のイラスト、

  未来の世界などを数多く手がけ、

 

 

昭和30年代の戦記ブームが起きると、

 高荷さんの、ボルト1本の位置にまでこだわる、

  その精密さと、

  

 メカニカルな質感を伝える、

  写実的なタッチが評価され、

   戦車、軍艦、航空機などの、

    プラモの箱絵を手がけるようになったそうです。

 

また、戦場の臨場感を演出する、

 背景の波しぶき、

  雲海、立ち上る硝煙、

   兵器の残骸や歩兵の表情など、

    

 子供向けの絵でも、手を抜かない、

  いや、むしろ子供向けだから、

   リアルに描く、職人気質の絵描き家さん!。

 

 

ところが時代が変わって、

 出版物に載る挿絵も少なくなり、

 

 プラモデルの箱絵も、写真に置き換わり、

  「機動戦士ガンダム」や、

   「超時空要塞マクロス」、

    「風の谷のナウシカ」など、

      ロボットやアニメの絵を、

       描くようになりました。

 

 

高荷さんは当初、

 アニメや巨大ロボットという、

  非現実の題材に戸惑いがあったものの、

   こう言ったファンタジーの世界こそ、

    かつて自分が憧れた、

              冒険活劇の世界!と納得し、

 

 

 世代を超えた、多くのファン層のハートを掴みました。

 

とにかく、迫力のある絵画は必見です!。

 

今年は、高荷さんの個展があるそうですよ!。