試験に出ない!-1495

よく工事現場などで見かける、
 コンクリートの残骸(ガラ)や、
  土砂を運ぶ際に活躍する手押しの一輪車。

その一輪車の事を、「ねこ」または
 「猫車」と呼んでいますが、
   なぜ、そんなカワイイ名前が付いたンでしょう?。

じつはその由来、諸説ありまして、
 なかなか奥が深いンです。

イチバン有力なのが、建設現場などの、
 板を渡しただけの、幅の狭い足場のコトを、
  「ねこ足場」(キャットウオーク)と呼び、
    そこを通るための車だったからという説。

重い荷物を載せて、狭い足場の上を、
 軽快にヒョイヒョイ移動する様子が、
  塀の上を歩くネコに例えてのコトでしょう。




また、一輪車を逆さに伏せた状態で、
 収納する姿が、丸まって寝ている猫の
  後ろ姿に似ているコトからそう呼ばれたとも・・。

もっと面白い説では、壁などに塗る、
 漆喰を練った“練り子(ねりこ)”を、
  運ぶための車のコトを、
  「ネコ」と言ったのが由来だとか・・。

また、奈良時代には、刀剣の材料となる、
 良質で細かな砂鉄のことを「ネコ」と言っていました。




山から取れる鉄鉱石も「ネコ」と呼び、
 こうした鉄鉱石を運ぶコトから、
 「ネコ車」になったという説も・・。





その他にも、古来中国で使っていた、
 牛馬に代わる手押しの運搬車の、
  小型ということで、牛とか馬よりも
   小さな動物の猫を名前につけたのだと言う説も・・。

いやはや、「一輪車」=「ネコ」
 という由来だけでコンナにあります。

語源とか由来って、案外いい加減ですが、
 使う本人が、そう思っていれば、
  それがイチバン正しいんでしょうネ!。
  (だから面白い!)