4月29日は、語呂合わせの、
タオルで「よ(4)くふ(2)く(9)」
(良く拭く)という事に因んで、
「タオルの日」と、
大阪タオル卸商業組合が制定した日、
だそうです。
タオルは毎日洗いますが、
バスタオルの様な大きな物だと、
なかなか乾かないですね。
なので、お風呂から上がった後、
フェイスタオルで、拭いています。
この、タオルの歴史は意外と古く、
紀元前2000年頃の、
古代エジプトの遺跡で、
織物(リネンテリー)のようなものが、
発掘されています。
その後、古代ローマでも、
フランス、イタリヤのフィレンツェ、
現在のタオルの元となったものが、
貴族の間で使われていたと言われています。
日本には、明治初期に、
イギリスから輸入し、
現在では、風呂好きの日本人には、
欠かせないアイテムとなりました。
タオルには、水滴をすばやく吸収する為、
布面に輪状をした、
ケバが織り出してあります。
それを「パイル地」といいます。
日本のタオルの中には、
両端の生地が、
薄くなっているものがあって、
つまり、パイル地ではなく、
「木綿地」と呼ばれる、
普通の織り方になっています。
そこには「○○酒店」や、
「居酒屋××」などと、
宣伝用の文字が印刷されていたりします。
このタオルのアイデアを作り出したのは、
大阪の、あるタオル業者の人。
お風呂に入って背中を洗るとき、
タオルの両端を持って、
ゴシゴシ洗ったりしますね。
(気持ちイイんだ~あれが!)
その時に、広く背中に当たるのは、
タオルの真ん中の部分ですね。
それならば、
タオル全体がパイル地でなくても、
良いコトに気づきました。
お中元とか、引っ越しの、
挨拶回りに配る、タオルって、
結構コストが掛かったンです。
わざわざ高いパイル地で作らなくとも、
両端を、安い木綿地にすれば、
それだけ使う糸を節約できるし、
コストもかからない。
しかも、その空いてる部分に、
会社名を入れたら、
宣伝にもなる。(一石二鳥)
そんなアイデアから、
両端が木綿地の、
タオルが誕生したのです。
(さすが、大阪商人!、頭エエ~!)
こらエエ~!ってことから、
広く全国に普及したンだそうです。